2015年12月は、第三週の週末金曜日。クラブの終わった朝六時の六本木の路上、駅への帰り道で、僕は寒風の吹きすさぶ街を静かに歩いていた。気分はもう、「炎のたからもの」のように。 炎のたからもの / ボビー(1979年) 僕は、腹の底に、たった一晩だけで、錆…
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