暇じゃないのに気になったからクラブで頼む酒の費用対効果を考えた。

クラブに行って一番男性が頼む酒、なんでしょうね?
大抵ジントニックね。モスコミュール?レッドブルウォッカ?スミノフ

面倒くさいので今回はもう本題です!
今回はクラブでよく出るお酒の中でどれが一番費用対効果、すなわち、金をかけずに酔っぱらえるかを六本木貧乏人クラブ学科代表の、僕ことオズ調べで考えてみました。では早速分野別に確認していきましょう。

 

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さて、前述のジントニックについてです。ジンは通常のビーフィーター辺りの銘柄が多いので、それだとアルコール濃度は40%。ジントニックはだいたいジンとトニック・ウォーターの割合は1対3。と言う事はアルコール濃度は40%から13%程度まで希釈されます。そして大抵、クラブでは300ml程度のグラスに大体30ml程のジンと100ml程のトニックウォーターと半分は氷を入れ、満杯までは注がないので、おおよそ130mlでアルコール濃度が13%程度の飲み物、と言う事になります。
これとほぼ同じ類いで有名なのものは、同じようなアルコール濃度を持つジン、テキーラ、ラム、ウォツカといったスピリッツと、炭酸系のソーダ、トニック、コーラ、ジンジャーエールを使った、ジンバックジンリッキー、モスコミュール、ウォッカトニック、ラムコーク(ライムをしぼってキューバリブレとも)辺りがほぼ同じです。オレンジジュースなどを入れた、スクリュードライバーテキーラサンライズ、オレンジブロッサムなんかも同じ。更にウィスキーも一般的に40〜50%程度なので、ウィスキーを炭酸で割ったハイボールもほぼ同じ濃度です。総じてこれらを無理矢理ジントニ系と呼ぶことにします。このあたりのドリンクの価格は六本木のクラブだと700円程度です。

ではこれで、アルコールに対する費用対効果を計算してみます。アルコールの度数は、体積パーセント(%)を意味します。要は度数5または5%のビールとは、100mlに、純アルコールが5ml含まれているビールということです。なので、単純なアルコール量は以下の式です。
(アルコール%×飲酒量ml)÷100

これに130mlで13%のジントニ系を当てはめると、
(13×130)÷100=16.9ml

これを1ml辺り何円かで費用対効果を計算します。式は以下です。
価格÷アルコール量(ml)=アルコール1ml中に対する費用

これにジントニ系を当てはめると
700÷16.9=約41円

すなわちジントニ系は「アルコール1mlあたり約41円」支払っていると言う事です。アルコールって意外にたけぇ笑。そんなこんなで、この41と言うこの数字が大きくなればなるほど費用対効果が悪い飲み物と言う事になりますね。こんな感じで生粋の文系の僕が頭をフル回転した結果をご覧下さい。

 

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次にリキュール系のもの。リキュールと言うのは蒸留酒に果実や香草などの副材料と甘味料、着色料などを加えた酒です。カシス、ピーチ、マリブ(ココナッツ)、カンパリ、ディタ(ライチ)、アマレット(杏)、カルーア(コーヒー)、マンゴー、パッションフルーツ、ミドリ(メロン)あたりです。大体アルコール濃度が15〜25%、まぁ平均して20%として考えます。これらでよく出ると思われるのが、カシスソーダ、カシスオレンジ、カシスウーロン、ファジーネーブル(ピーチとオレンジジュース)、レゲエパンチ(ピーチウーロンとも)、マリブコーク、マリブパイン、カンパリソーダ、カンパリオレンジ、スプモーニ、チャイナブルー(ライチとブルーキュラソーとグレープフルーツジュース)、アマレットジンジャー、マンゴーオレンジ、パッションオレンジ、メロンボール辺りでしょう。これらも大体割合はリキュールとジュース類などが1対3なので、濃度はジントニックなどの半分、すなわち6.5%程度となります。量も130ml程です。値段も700円です。と言う事で計算した費用対効果は「アルコール1mlあたり約82円」でした。ほぼ倍ですね。

 

 

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次に瓶に入ったドリンクです。これらはRTD(ready to drink)と呼ばれるものです。カクテルとして作らなくてもすぐに飲めるということでしょうかね。これらをRTD系とします。ほとんどのお店で見かけるのは、スミノフ、ZIMA、SKYY辺りでしょうか? スミノフは5%、ZIMAが4.5%、SKYYが4%です。容量は275ml…おや、量が多いですね。しかし値段が少し上がって800円程します。量的にはリキュール系のもののほぼ倍。なので、トータルで飲むアルコールの量はジントニック辺りと同じです。100円アップしますが、ゆっくり飲みたい場合はこちらがいいかもしれません。瓶なので、ダンスしたり人とぶつかっても、こぼしにくいのもいいです。と言う事で代表してスミノフで計算した費用対効果は「アルコール1mlあたり約58円」でした。100円アップが意外に効いていました。


ビールもありますね。ビールは通常5%程度です。氷が入っていないので、ジントニ系と同じグラスかどうかでも差が出ますが、量はおおよそ250mlと思われます。価格は700円。計算した費用対効果は「アルコール1mlあたり56円」でした。
ちなみにライムを瓶の口元に刺すので有名なコロナビールはアルコール濃度が4.5%で、355mlと207mlがあり、大抵はクラブでは小瓶のものだと思われます。こちらは800円するのと、量が少ないので費用対効果では更に劣り「アルコール1mlあたり86円」になります。
更にビールとトマトジュースを混ぜたビールカクテルのレッドアイ、ジンジャーエールを混ぜたシャンディガフは1対1である事が多いので、アルコール濃度は2.5%で、費用対効果は「アルコール1mlあたり112円」となります。

 

 

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さて、一気にキメたいときに飲むのはもちろんショットですよね。自分がキメたいとき、もしくは女の子に飲ませていい気分にさせたい時、酒が強い人が大好きです。ショットにジンジャーエールやソーダを少し入れて飲みやすくしたものがショットガンです。で、ショットと言えばやはり定番はテキーラです。ショットグラスにレモンやライムが乗って出てくるアレですね。テキーラは前出の通りアルコール濃度は40%です。で、量はと言うと、基本は30mlですが、僕の見ている限り実際は15〜25ml程度しか入っていないでしょう。総じて20ml程かなと思います。ショットガンも同様です。ですが値段が600円と少し安くなっているクラブもあるので、多少は配慮されているのでしょうか。少し安くなっているとはいえ、費用対効果は「アルコール1mlあたり75円」です。
アルコールが一気に入るのですが、その効果は5〜10分程遅れて出てきます。その時はまだいけると思っても急速に手遅れになる可能性もあるので、酒に弱い人は注意が必要です。ショットで有名なものにイエガーマイスター、通称イエガーと言うものがあり、アルコール濃度35%です。テキーラより少し優しいですが薬草など色々入っているので好き嫌いが別れます。コーラでショットガンにしてもらうとおいしいです。

 

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あとはワイン系ですね。ワインは平均して白で7〜13%、赤で10〜15%、スパークリングで10〜13%程度です。総じて12%と仮定します。そしてだいたい120ml程度を注いでるとします。値段も同じくらいで700円程ですが、スパークリングだけそれ以上する所もあります。ワインの費用対効果は「アルコール1mlあたり約49円」です。
更にワインを使ったカクテル、赤とジンジャーエールでキティ、赤とオレンジジュースとレモンジュースとグレナデンシロップでワインクーラー、少量のカシスと白でキールキールを白からスパークリングに変えたキールロワイヤル、スパークリングとオレンジジュースでミモザ、この辺りがよく出るかなと思います。もちろん割っているのでキール系以外は、ワインの量は半分程度。なので費用対効果は悪く、倍の「アルコール1mlあたり約98円」です。

 

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そう言えばロックやそれに近いので頼む人もいますね。ロック系と総称しましょう。ウィスキーのロックは当然ですが、あとはジンライムもジンにライムジュースとライムをくわえただけなので、ほぼロックです。平均して40%程度のアルコール濃度で、これらはシングル=30mlで出されます。価格はジントニック系と同じく700円程度です。30mlなので費用対効果も同じですね。ただ、それらを一気に飲めば多めのショットを飲んだ事になります。ちなみに銘柄を指名するともちろん高くなります(全てのドリンクに言えますが)。


果実酒系を頼む人もいますね。梅酒や杏露酒ですね。これは置いていないクラブもあります。大体アルコール濃度が10〜15%程度です。間を取って12.5%で考えます。価格はジントニック系と同じく700円程度です。ロックにしてもソーダ割りなどにしても入れるのは30ml程度なので、ジンなどと比べてアルコール濃度が約3分の1程度と低い事を考えると、費用対効果も約3分の1となり、「アルコール1mlあたり約187円」となり、上記全ての中で費用対効果が最悪です笑

 

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さておおよそ網羅したかと思いますが、忘れてました。僕が好きで一番飲むやつを笑。それはバカルディ151…じゃねーよ!置いてねーよ!好きじゃねーよ!!
え、ロングアイランドアイスティ(以下ロンアイ)です。知ってる人も多いと思いますが、これはノンアルコールではありません。むしろかなりアルコールが強いものです。ロンアイは、ラム15ml、ウォツカ15ml、テキーラ15ml、ジン15ml、ホワイトキュラソー15ml、レモンジュース10ml、そこにコーラを混ぜたものです。なのになぜかアイスティの味がします。
それで計算すると40度のアルコールが75mlと、残りのグラスの容量を考えるとレモンジュースとコーラで75mlになり、おおよそ150mlです。アルコール濃度が20度程度の飲み物、と言う事になります(もちろんレシピにもよりますが)。しかし料金は1000円します。ジントニックの300円アップですね。もちろんドリンクチケット一枚では買えません。費用対効果は「アルコール1mlあたり約33円」でした。おやおや??
ところがこれもクラブでは15ml入れる所を10ml程度にしているバーテンもいるので、その場合はアルコール濃度は13%程度になります。こうなると費用対効果は「アルコール1mlあたり約51円」になってしまいます。偽ロンアイですね笑
余談ですが、これをバーカウンターが混んでいるときに頼むとバーテンに嫌われます笑。なぜなら入れるものが多くて面倒くさいから。逆にガラガラのときに頼むと暇つぶしになるので喜ばれるかもです笑。

さて、色々みてきましたがまとめてみた結果です。費用対効果の高い順に並んでいます。

1位 ロングアイランドアイスティ(33)

2位 ジントニ系(41)、ロック系(41)

3位 ワイン系(49)

4位 偽ロンアイ(51)

5位 ビール系(56)

6位 RTD系(58)

7位 ショット系(75)

8位 コロナ(86)

9位 リキュール系(82)

10位 ワインカクテル系(98)

11位 ビールカクテル系(112)

12位 果実酒系(187)


どうでしたか?週末にロンアイの嵐が吹き荒れ、バーテンの機嫌が悪くなる事が容易に想像できますよね!いや、このブログ、そんなPV数ないです笑
でも費用対効果なんてチマチマしょうもない事は気にせず、飲みたいものを飲み、騒ぐのがクラブですよ。逆に酔いたくない時はリキュールベースのカクテルや、ワインやビールのカクテルがいいって事ですね。
それとアルコールは時間で分解されもするので、強いけど時間をかければそんなに酔いませんし、弱くても一気すれば酔います。ショットが酔うのはもちろん一気に入るからですね。

 

参考までに市販で酒を買うとこんな感じです。

スミノフアイス275mlで約250円なので「アルコール1mlあたり18円」。

缶ビール330mlで約200円なので「アルコール1mlあたり12円」。

ビーフィータージン700mlで約1000円なので費用対効果は「アルコール1mlあたり3.5円」です・・・。

 

 

 

 

・・・見なかった事にしてクラブいこ。