久しぶりに渋谷のクラブ、キャメロットに行った感想をかなり詳しく書く(2013・11月初旬)

夜中の12時、仕事が終わり疲れていた僕は、何を思ったか、取りつかれたように急にクラブに行きたくなった。しかも月曜日のド平日である。

しかし、思い立ったが吉日。
気がついたら渋谷に向かって走りだしていた。寒気の影響でもう冬の寒さそのものだった。

今回の記事はストーリーではなく、クラブ情報と僕の所感メインだ。クラブ初心者及び最新情報欲しい方向け。


向かった場所は、2013年の9月から風営法の影響下で閉店していた渋谷のキャメロット(以下C)。折しも10月のハロウィンに営業が再開された。

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遊ぶ側の人間としてはクラブの1つや2つ潰れてもほかがある、と思うかもしれない。が、ここ最近の摘発の多さにはさすがに辟易するし、何よりクラブは文化。クラブによって内容や雰囲気も違うし、働いている人、DJの雇用にも関わっているんだ。近所の賑わっているパン屋が潰れたら、パン屋はいくつもあれど悲しいだろう。なくなればいずれ忘れてしまうかもしれないけど、ふとしたことで思い出すはずだ。パンの香り、もといフロアに音楽があふれていた光景や感覚を。

次第に世代は代わり、葬式で木魚の代わりにDJがいてEDM流してほしいとかいうジジイやババアが現れるのも時間の問題だと思っている。

DJ Oshow。文字通りの通夜でクラブ葬。


僕は最近は、六本木のクラブに行くようになって、Cからは遠のいていたが(三ヶ月やけどw)、新装開店後が気になったので久しぶりに出向いたのであった。この日は上の階だけのワンフロアオープン。中は少し綺麗になったかなってくらいでほぼ同じ。

そしてイベントは制服ナイト。DJはすべて女性。
Cで平日に開かれるビキニナイトや浴衣ナイトなどの、〇〇ナイトと言ったイベントは基本的にビキニや浴衣着た女性DJが、荒れ狂う男達(ナンパできなくてand日々のストレスで)の前で皿回す日。ビキニや浴衣のチャンネーがうようよいると思ってはいけない。そんなお膳立てされた最高の空間に行きたきゃ、与沢翼にでもなれ。まぁ僕は死んでも与沢翼にはなりたくない。金持ちになっても与沢にならないように生きる情報商材がほしいくらいだ。(なってから心配しろ)


話がずれた。午前1時半、Cに着いた僕。周りは静まり返っていた。エントランスがCA4LA側になっており、移動。

エントランスでIDチェック、ツイッターで流れてきたゲスト案内のよくわからん文言を呪文のよう受付で唱え(〇〇のゲストで〇〇ていう。たまに恥ずかしいような組み合わせあるんだけどアレなんなんですかね。言わせたいの?言わせたくないの?…結果言うんやけどさw)、¥2000・1ドリンクにてイン。

ロッカーに荷物とアウターを入れ、Tシャツに。クラブに入って厚着で後悔したことは何度もあるが、薄着で後悔したことはない。ただ季節感はないからこの時期、女性からはオシャレには見られにくいかもしれない。しかしどうせ踊って暑くなるのに、ジャケット着てストール巻いてる奴見ると、コイツはオートクチュールプレタポルテをわかってないなとか思う。使い所が大いに間違っていることを自覚しつつ、僕はフロアに入った。


開けてびっくりしない、ご存知のだんじり祭り(男ばっかり)。

その日は全体で150人くらいだろうか。男120、女30(うち女性DJ含むw)くらいだ。むしろ〇〇ナイトじゃないほうが女性が多いくらいだ。
予想通りとはいえ若干悪寒がした僕は、早々にワンドリンクを摂取。きっと冬の寒さのせいだと思い込んだ。

そうだ、僕のこの日の目的を明らかにしておこう。いつもだけど、僕は踊るメインで、自分が楽しめた後でいい子がいれば声かける、という感じ。初っ端からナンパ目的で行くならクラブ行くよりストリートでナンパしたほうがええやん、と思う。別にそういう人もいていいし、クラブではオープン化する特有の女の子もいるから、一向に構わないけども。でも踊らなくてもいいからダンスフロアを、感情なくした進撃の巨人みたいにウロチョロすなとは思う。あと痴漢のようにおぱいを触りたいなら、お◯ぱぶ行けと思う。

 
さて一杯飲みながら僕はフロアを見渡す。人いなすぎて5秒で女性のサージングが終わった。我ながらグーグル並の検索能力だ。
まず女性30の内訳。

制服1ペア、コスプレ1ペア、コスプレでDJ5、関係者3、男連れ×3、二人組4くらい、3人組1、4人組1、な感じ。DJと関係者と男連れ抜いたら、20人前後。共学の1クラスかよw

年齢は20代前半から30代手前くらいまでが万遍なくいる印象。

服装はパーティー系派手め、JJ系、地味め、コスプレが万遍ない。
顔で言うのも申し訳ないが敢えて言うと、10段階で8以上割愛、8=0.5、7=1、6=2.5、5=2、4=2、3=1、2=1という割合で下方に寄りつつ万遍ないです。

 

とりあえず万遍ない!!!

 

万遍ナイトです!!!

それに対して男性120。男子校の1学年w

お兄系1、イケイケアパレル系2、冴えてる大学生系2、冴えない大学生系2、スーツリーマン1、なんでいるんや系1、外人さん1。年齢層は20代前半が3、中盤4、後半2、30代1、みたいな割合です。
男も顔で言ってやりましょう。8=0.5、7=1、6=1.5、5=4、4=2、3=1、2=1。
月曜日のクラブは火曜休みの美容師、アパレルが多く意外にイケメンがいると思います。しかし美容師、アパレル業界は上に行かないと(行っても?)激務かつ薄給なことも多いので、お金持ちを期待してはいけません。あくまで顔を楽しみましょう。(真面目な話、両業界はもっと労働環境の改善が入るべきだと思っています。若者の憧れの意欲で働かせ、夢を潰しています)

さて、そんな内訳のフロアを見るともはや女性にはぴったり男がついていて、もはや声掛けの対象ゼロ…。


…最高の万遍ナイトで僕はとりあえず踊り出した!

空いてるからめちゃくちゃ踊りやすい!そして音楽は馴染みのド定番の嵐。
でもEDM系の最新が少なかった印象。最後はDAVID GUETTAがミックスした音源がそのまま流れるというDJの手抜きにややビビったが、ゲッタのミックスが最強だったので結果オーライとしたい。

踊りながらも休憩がてら、途中女性が空いたすきを狙って何組かに声掛け。しかしまぁ僕の実力不足で反応悪いし、僕自身もナンパする気があんまないww なぜなら、空いてる女性は、わかりますよね、空いてる理由。。

そんなことはよそに、僕とほぼ同時に入ったパーマでロン毛でテカテカしてる、頭海藻兄ちゃん(割とイケメン)が横でフグみたいな女性とキスしている。まるまると栄養を溜め込んだ、フグ的には上物のフグだ!

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海藻兄ちゃんはアパレルの販売員で土日も仕事に仕事。たまに来る、なぜかタメ語のイラつく客を相手に接客し、ようやくもらえた代休。でも心から発散して、いい女と出会って、なんなら一晩共にしたい!そして休みのあった友人と新しいキャメロットに!
折角クラブという夜の海に飛び込んだのだ。盛大に暴れて、泳ぎ、癒されたい!たとえ海藻とフグであっても光の届かない深海で出逢えば、きっと素晴らしい出逢いなんだ。最近は外気も寒く、水温も下がっている。冷気が体温だけでなく人としての温かみを奪い、風が頬をかすめるたびに寂しさが体の奥に染みこんでくる。だから、今しかない、今夜しかないんだ。同じ夜は二度と来ない。そっと目を閉じ、出逢いに感謝しよう。そうして海藻兄ちゃんは人魚姫を見るような柔らかい目で、上物のフグを見ていた。

フグはやや拒否気味だった。

思わず僕は心の「いいね!」ボタンを押した。誰に向けていいかわからない「いいね!」だ。涙が出る。

(海藻兄ちゃんの背景や心情は憶測です)


その後も綺麗な子はいたが、声を掛けれなかった場面もあった。ヘタレてんな〜と思いつつ、その後は踊り狂い、ナンパ的にはまさかのゼロ番げ、完全ボウズにてこの日は帰路についた。


平日と言えど、いや、平日で人がいないからこそ、ナンパするならコンビだと思った。クラブが終わって連れ出しに成功しているのは、ペアペアかトリオペアなどばかりで、ワンワンでは見かけなかった。そもそも女性が友達とはぐれない、ガラガラなので引き離し切れないのが大きい。そして女性の人数が少ないので番ゲして次へ行く作戦は絶対に避けたほうがいいだろう。取られて終わりだ。捕まえたら連れ出しするか、女性が帰るまで一緒にいるべき。網より一本釣り。

コンビも実力差がありそうなコンビは見ていてこっちが辛い。一組見かけたのは、男Aはそれなりのスペックで、しっかり女性と和んで楽しませているのに、男Bがトークが下手でスペックが微妙でしょうがなく音楽に乗っている。僕が女性だったらBにアホかと思っているだろうw どっちが貧乏クジ引くか、みたいな顔してる女性の不安と、それをどうにか払拭しようと必死なA、Bはオワコン。普通そんな状況なら女性側から放流されるが、女性側も4時とかになるとしょうがなく現状維持せざるを得ない感じ。Aがうまいのもあるかもだが、平日のクラブは女性も大変だw 

あと、女性がいなすぎて価値のインフレを起こしており、スペに関わらずみんなちやほやされていて、クラブ内での女性が第1次世界大戦後のドイツのレンテンマルク状態。ある意味ドイツと同じくレンテンマルクで経済が安定しているともいえたがw ひとは置かれた状況で如何様にでも価値を変化させるのだと実感した。

 

いろいろ書いたけど、ナンパとして海藻くんやABくんよりも負け。ホントナンパは実践とPDCA重ねるしかないと深く思った日だった。